まるでお店のような「ブルーベリータルト」のレシピ。何度でも食べたいおいしさ
調理時間
:70分※ 冷やす時間は含みません
■元パティシエが作る絶品ブルーベリータルト
3児の母で、年間100日以上お菓子作りをしている元パティシエです。
タルト台から手作りする本格的なブルーベリータルトは、ケーキ屋さんで売っているものと比べても遜色ない仕上がりに!ふんわりとアーモンドが香り、なめらかなカスタードクリームがたっぷりで、何度でも食べたくなる味わいですよ。
ブルーベリーがおいしい時期になると毎年手作りする、我が家で人気のデザートなのでぜひ試してみてくださいね。
■サクサク食感がたまらない。ブルーベリータルト
タルト台からすべておうちで手作りする、ブルーベリータルトのレシピです。見た目がきれいなので、特別な日のデザートにぴったり!
「むずかしそう……」と思う人もいるかもしれませんが、各工程の作業は簡単なものが多いですよ。タルト生地やアーモンドクリームは前日に作っておいてもOK。カスタードクリームも電子レンジで作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
おうちで作ったとは思えない本格的な味わいで、きっと何度でも食べたくなりますよ。
食材
〈タルト生地〉
60g
粉砂糖
30g
塩
少々
1個分
薄力粉
120g
アーモンドプードル
15g
〈アーモンドクリーム〉
50g
グラニュー糖
50g
1個
アーモンドプードル
50g
ラム酒
小さじ1/2杯(ない場合は省略可)
〈カスタードクリーム〉
2個分
グラニュー糖
40g
薄力粉
20g
200ml
バニラビーンズペースト
小さじ1/3杯
ブルーベリー(生)
200g
★=セブンプレミアムです。
作り方
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1
タルト生地を作る
フードプロセッサーに卵黄以外のタルト生地の材料をすべて入れ、ポロポロになるまでよく混ぜます。
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2
卵黄を加えて生地がひとまとまりになるまで混ぜます。
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3
ラップの上に取り出して1cmくらいの厚さに包み、冷蔵庫で3時間以上休ませます。
【ポイント・コツ】
タルト生地は水分量が少ないので、時間に余裕があればひと晩休ませると扱いやすくなります。また冷蔵庫で休ませることでグルテンを落ち着かせる効果もあるので、サクサクとした食感になります。
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4
アーモンドクリームを作る
タルト生地を休ませている間にアーモンドクリームを作ります。ボウルに柔らかくしたバターとグラニュー糖を入れて、なめらかになるまで混ぜます。
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5
溶いた卵を2~3回に分けて加え、そのつどよく混ぜます。
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6
アーモンドプードルとラム酒を入れて混ぜ、全体がなめらかになったらラップをかけて冷蔵庫で冷やしておきます。
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7
タルト生地を敷きこんで焼く
タルト生地を冷蔵庫から取り出し、ラップかオーブンシートを敷いた台におきます。上にもラップかオーブンシートをのせて麺棒で約3㎜の厚さにのばします。
【ポイント・コツ】
この時オーブンを180℃に予熱しておきます。
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8
生地をそっと持ち上げタルト型の上にのせて、指の腹部分を使って型の端まで敷きこみます。
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9
はみ出た生地は麺棒で転がすか、ナイフで切り取ります。余った生地は捏ねずにまとめてラップに包んで冷蔵庫で保存します(余った生地の活用法は以下で紹介します)。
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10
フォークで底部分全体に穴をあけます。
【ポイント・コツ】
フォークで穴をあける「ピケ」をすることで、生地が均一に膨らみます。一部だけ膨らむのを防ぐためにも忘れずにおこないましょう。
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11
アーモンドクリームを冷蔵庫から取り出し、なめらかになるまで混ぜます。タルト生地の上に隙間がないように敷きつめ、表面を平らにならします。
【ポイント・コツ】
アーモンドクリームは焼くと膨らむので、「量が少ないかな?」と感じても大丈夫です。
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12
180℃のオーブンで25~30分焼き、冷ましておきます。
【ポイント・コツ】
焼きたてのタルト台はまだ柔らかいので、型から取り出すのは冷めてからにします。
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13
カスタードクリームを作る
耐熱ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡だて器で白っぽくなるまでよく混ぜます。
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14
薄力粉を加えてさらに混ぜます。
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15
牛乳を少しずつ加えながら溶きのばし、バニラビーンズペーストも加えて混ぜます。
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16
電子レンジ600Wで2分加熱し、なめらかになるまで混ぜます。
【ポイント・コツ】
表面が固まっているので、ダマがないようにしっかりと混ぜると、なめらかな口どけのカスタードクリームになります。
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17
再び電子レンジ600Wで1分加熱してさらに混ぜます。
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18
カスタードクリームの表面をおおうようにラップを密着させてかけ、保冷材や氷水で急冷します。冷蔵庫に入れて30分ほど冷やします。
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19
ブルーベリーを盛り付ける
冷蔵庫から出したカスタードクリームをなめらかになるまでゴムベラでほぐし、丸口金をつけた絞り袋に入れます。
【ポイント・コツ】
カスタードクリームは冷やすと固くなるので、使いやすい固さにほぐします。この時ダマが気になる場合は、裏ごしすると口どけがよくなります。
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20
冷ましたタルト台の上に円を描くように絞ります。
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21
ブルーベリーをカスタードクリームが見えなくなるまで、全体のバランスを考えてのせます。
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22
お好みでミントやナパージュ(お菓子の表面に塗るつや出しのための製品)で飾ると、さらにおいしそうに仕上がります。
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ポイント・コツ
ブルーベリータルトをおいしく作るうえで欠かせないポイントを、3つご紹介します。 【1. タルト生地はあまり触らない】 タルト生地をサクサクに仕上げるためには、バターを溶かさないことが重要。材料をよく冷やし、手であまり触らないことを意識すると良いですよ。なるべく手早く作業し、サクサク食感のおいしいタルト生地を作りましょう。 【2. カスタードクリームは急冷する】 カスタードクリームはとろみがあり冷めにくいので、そのままにしておくと雑菌が繁殖しやすいです。そのため氷水や保冷材を使って急冷する必要があります。またカスタードクリームの表面にラップを密着させてかけるのもお忘れなく。雑菌の繁殖や乾燥を防ぐ効果があります。 【3. ブルーベリーは外側に大きいものをのせる】 ブルーベリーをのせる時はタルトの外側に大きいもの、中心にいくにつれ小さい粒のものを選ぶと、全体のバランスがよくなります。粒の大きさの選別やのせる作業は、子どもたちにお任せしても◎ タルト作りはむずかしくても、仕上げを子どもたちにしてもらえば親子で楽しくお菓子作りができますよ。
■下準備
〈タルト生地〉
・バターは1cm角に切り、冷蔵庫で冷やしておく
・薄力粉とアーモンドプードルは合わせてふるっておく
〈アーモンドクリーム〉
・バターと卵は室温に戻しておく
■余ったタルト生地とカスタードクリームでミニタルトも!
タルト生地とカスタードクリームは作りやすい分量でご紹介しているので、少し余るはずです。微妙に残った生地って使いにくいですよね……。そんな残った生地を使って、かわいいミニタルトを作ってみましょう。
タルト生地は3㎜の厚さにのばし、約7cmの抜型で抜いてオーブンシートを敷いた天板に並べます(抜型がなければコップでもOKです)。フチの部分を5㎜ほど2回折り返し、中心部分にカスタードクリームを絞ります。上にブルーベリーをのせて、180℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼けば完成。
型なしでできる食べやすいサイズのブルーベリーミニタルトです。ブルーベリーの代わりにバナナや洋ナシなどほかのフルーツをのせてアレンジしても◎ 余った生地で簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。
■まるでお店で出てくるような絶品ブルーベリータルトを作ろう!
おうちで作るのは難易度が高そうな「ブルーベリータルト」ですが、ひとつひとつの工程はシンプルです。時間があればタルト生地とアーモンドクリーム、カスタードクリームと仕上げの2日間に分けると、さらに楽になりますよ。何度も食べたくなる本格的な味わいのブルーベリータルト作りに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
写真・文/sara
元パティシエ・毎週お菓子作りを楽しむ3児の母
元パティシエで商品開発の仕事も担当していました。現在は3児の母で子どもたちと楽しく&おいしく作れるお菓子を日々考案しています!
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※2022年11月9日現在の情報です。