元パティシエ考案！失敗せず作れる「固めプリン」のレシピ

スイーツ

調理時間

：50分（※冷やす時間は含みません）

とろけるような食感のプリンもおいしいですが、「しっかりと固さのあるプリンが好き！」という方も多いのではないでしょうか。この記事では固さはありつつもなめらかな口どけが楽しめる、人気の固めプリンの作り方をご紹介します。

生クリーム不要、全卵と牛乳で作るどこか懐かしい味わいです。元パティシエの筆者が失敗せずに作れるコツもお教えするので、ぜひおうちでチャレンジしてみてください。

【3人分（80mlカップ6個分）】

★こだわり新鮮たまご

2個

グラニュー糖

25g

★毎日の食卓牛乳

200ml

バニラビーンズペースト

小さじ1/3杯

〈カラメルソース〉

グラニュー糖

30g

水

大さじ1杯

お湯

大さじ1杯

★＝セブンプレミアムです。

1

以下の下準備をします。

・卵は室温に戻しておく

・湯せん用のお湯をわかしておく

・オーブンは150℃に予熱する
2

カラメルソースを作ります。鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけます。
3

大きい泡がだんだん小さい泡になり、茶色く色づいてきます。
4

コーラのような焦げ茶色になったら火を止め、お湯を加えます。鍋をゆすって全体を混ぜます。お湯を加えるとはねるので火傷に注意しましょう。
5

プリンカップに均等に4を注ぎ、プリン液を作るあいだ冷蔵庫で冷やしておきます。
6

ボウルに卵と半量のグラニュー糖を入れ、泡だて器で混ぜます。
7

鍋に牛乳と残りのグラニュー糖を入れ、弱火でフツフツするまで加熱します（グラニュー糖を入れて加熱すると表面に膜ができづらくなります）。
8

温めた牛乳を6に少しずつ加えて混ぜます。一気に加えると卵に火が通って固まってしまうので注意が必要です。
9

バニラビーンズペーストを加えて混ぜたら、裏ごししてプリンカップに均等に注ぎます。
10

プリンカップをバットに並べ、50～60℃のお湯をカップの半分の高さまで注ぎます（沸騰したお湯を使うとプリンにすが入ってしまいます）。
11

150℃のオーブンで表面が固まるまで35～40分じっくりと焼きます（表面に焼き目をつけたくない場合は、ひとつずつアルミホイルをかけて焼きます）。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やします。
12

プリンカップのフチにパレットナイフをさしこみ、空気を入れるように一周します。
13

お皿をカップに当てて逆さまにし、押さえたまま何回か振るとプリンが出てきます。
ポイント・コツ

固めプリンを作るコツは、全卵を使うことと低温で長時間じっくりと焼き上げること。卵黄のみを使ったプリンは濃厚な味わいですがとろける食感に仕上がるので、固めプリンに卵白は必須です。また焼く時温度が高すぎると、すが入って食感が悪くなってしまうので気をつけましょう。

■こんな時はどうすればいい？

【カラメルなしで作りたい場合】

ほろ苦い味わいのカラメルがあったほうが全体のバランスはよくなりますが、プリン液自体に砂糖が入っているので、カラメルソースなしでも楽しめます。カラメル作りがむずかしいという方は、カップに入れて焼くだけの市販のカラメルタブレットもおすすめです。

【フライパンで作りたい場合】

オーブンがない場合はフライパンで湯せん焼きしても作ることが可能です。フライパンにカップの半分の高さまでお湯を入れ、フタをして極弱火でじっくりと加熱します（約15～20分）。プリンカップには水分が入らないよう、ひとつずつアルミホイルをかけましょう。

【電子レンジで簡単に作りたい場合】

電子レンジで作る際はアルミカップではなく、マグカップやココットを使います。上記の作り方でプリン液を作ったら、マグカップに注いでラップをかけずに電子レンジ600Wで 1分半加熱。その後、ふんわりとラップをかけてさらに30秒加熱しましょう。電子レンジの性能やマグカップのサイズによって加熱時間は変わるので、様子をみて少しずつ加熱すると失敗がなくなります。

【パウンド型で大きいプリンを作りたい場合】

パウンド型で焼く場合もプリン液の作り方は同様です。バットに型の1/3の高さまでお湯を張り、パウンド型をおいたら150℃のオーブンで焼いていきます。プリンカップより火が通るのに時間がかかるので、40分ほど焼いたら一度焼けているか様子をみましょう。まだ液体状の場合は、追加で表面が固まるまで焼いてください。

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