元パティシエが作る「チョコレートマカロン」のレシピ。失敗しないコツ教えます!

2022年11月24日 更新

お店の味をおうちで。簡単「チョコレートマカロン」のレシピ

■元パティシエが作る「チョコレートマカロン」のレシピ。失敗しないコツ教えます!(調理時間:90分)

サクサクのマカロン生地に、濃厚なガナッシュをサンドするチョコレートマカロンのレシピです。マカロンをおうちで作るのはむずかしいですが、紹介しているコツやポイントをきちんと守れば本格的なマカロンが楽しめます!

年間100日以上お菓子作りをしている元パティシエの筆者が、失敗しにくいマカロンの作り方をお伝えします。少ない材料で作れる、人気のチョコレートマカロンのレシピです。

マカロンはほかのお菓子に比べて難易度が高いですが、記事で紹介している元プロならではのポイントを守れば失敗せずに作れます!マカロン作りが初めてという方もぜひ挑戦してみてください。卵白のみを使うレシピなので、お菓子作りで余りがちな卵白の消費にもぜひどうぞ。

■食材

 

【約20個分】

・卵白……70g

・グラニュー糖……60g

・粉砂糖……90g

・アーモンドプードル……70g

・純ココアパウダー……10g

                                                                                                                                                               

〈ガナッシュクリーム〉

・ビターチョコレート……100g

北海道純生クリーム……100ml

                                                                                                                                                               

★=セブンプレミアムです。

■作り方

1.以下の下準備をします。

 ・卵白はしっかりと冷やしておく

 ・粉砂糖、アーモンドプードル、純ココアパウダーは合わせて2回ふるう

 ・天板にオーブンシートを敷き、直径3cmの丸を書いておく

2. 中にサンドするガナッシュを作ります。生クリームを耐熱ボウルに入れて電子レンジ600Wで1分加熱し、ビターチョコレートを加えます。

3. 空気が入らないように注意しながら、中心をツヤが出るまでよく混ぜます。マカロン生地を作る間、冷蔵庫で冷やしておきます。

 

4. マカロン生地を作ります。ボウルに卵白と1/3の量のグラニュー糖を入れて、ハンドミキサーで泡立てます。ボリュームが出てきたら、1/3の量のグラニュー糖を加えてさらに泡立てます。

5. 残りのグラニュー糖を入れて、ピンとツノが立つまで泡立てます。

【ポイント・コツ】

メレンゲの泡立てが足りないと空洞やひび割れの原因になるので、しっかりとツノが立つまで泡立てます。

 

6. メレンゲにふるった粉砂糖、アーモンドプードル、純ココアパウダーを一気に入れて、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。

 

7. メレンゲの泡を潰すようなイメージで、ボウルのまわりに生地をすりつけます。生地を中心に集めて、再びボウルのまわりにすりつけます。ツヤが出るまで、この作業を繰り返します(マカロナージュ)。

 

8. ゴムベラですくった時に、生地が途切れずゆっくりと落ちるくらいの固さが目安です。落ちた生地のあとは数秒かけてゆっくりと消えていきます。ボトッと生地が落ちる場合はもう少しマカロナージュします。

【ポイント・コツ】

マカロナージュをやりすぎると元には戻せないので、慣れないうちは数回ごとに固さを確認しながら作業してください。

 

9. 丸口金をつけた絞り袋に生地を入れ、天板に3cmの丸に絞ります。天板を下から叩いて、空気を抜きます。叩いた衝撃でマカロン生地のサイズがひと回り大きくなるので、事前に少し間を空けて絞ります。

 

10. 30分~1時間おき、マカロン生地の表面を乾燥させます。表面をやさしく触って、指に生地がつかなくなるまでおいておきます(季節によっては1時間以上、乾燥に時間がかかることがあります)。

【ポイント・コツ】

乾燥していない状態で焼いてしまうと表面が割れてしまったり、ピエ(=生地を焼成する際にできるレース状のふくらみ)が出なかったりするので注意が必要です。

 

11. 170℃に予熱したオーブンに入れて5分焼き、温度を140℃に落としてさらに10分焼きます。焼き上がったら天板から外しシートのまま冷まします。

 

12. 冷ましたマカロンは大きさが同じものを2枚ひと組にし、1枚は裏返しにして並べます。

 

13. ガナッシュを絞り袋に入れて、裏返しにしたマカロンの中心に絞っていきます。

 

14. 上からもう1枚のマカロンをかぶせて、ガナッシュが側面から少し見えるくらいまで押しながらサンドします。冷蔵庫で30分ほど冷やし、ガナッシュとマカロン生地がくっつけば完成です。

冷やす際はマカロンがくずれないよう注意しながらそっと持ち上げて皿に移し、乾燥を防ぐためラップをかけて冷蔵庫に入れてください。

 

■ポイント・コツ

マカロンを作る時の最大のポイントは、「マカロナージュ」というメレンゲの泡を潰す作業です。マカロナージュが足りないと表面がひび割れてしまったり、ピエが出なかったりして見た目が悪くなります。

逆にマカロナージュをやりすぎると高さが出ずに中が空洞になってしまうので、こまめに固さを確認してタイミングを見極めましょう。

■アーモンドプードルなしでも作れる?

アーモンドプードルはお菓子作りをしない方はあまり馴染みがないかもしれません。マカロンのためにわざわざ買うのはちょっと……という方は同量の薄力粉でも代用できます。

しかしアーモンドプードルで作ったマカロンと比べると表面にツヤがなく、少し味気ない仕上がりに。アーモンド特有の油分や風味が重要なので、本格的なマカロンを作りたいという方は、ぜひアーモンドプードルを用意してくださいね。

■おうちでプロの味!本格マカロン作りにチャレンジしてみよう

マカロンはおうちで作るのはむずかしいお菓子ですが、紹介した方法で作業すれば誰でも失敗せずに作れます。濃厚なガナッシュがサンドされたチョコレートマカロンはまるでお店で売っているかのような本格的な味わいです。メレンゲの泡立て方、マカロナージュのやり方、乾燥の見極めなど大事なポイントをしっかりと押さえてマカロン作りを楽しんでください。

                                                                                                                                                               

写真・文/sara

 

元パティシエ・毎週お菓子作りを楽しむ3児の母

元パティシエで商品開発の仕事も担当していました。現在は3児の母で子どもたちと楽しく&おいしく作れるお菓子を日々考案しています!

               

                                                                                                                                                                                                                                         

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※2022年11月24日現在の情報です。

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