プロ直伝。春に食べたい「桜のシフォンケーキ」のレシピ
調理時間
60分 ※冷ます時間は含みません
元パティシエで現在は3児の母をしながら、年間100日以上お菓子作りを楽しむ筆者が、「桜のシフォンケーキ」のレシピをご紹介します。
生地にもクリームにも桜パウダーを使用し、桜の塩漬けをトッピングする見た目もかわいいスイーツです。ふわふわの絹どけ食感を贅沢に楽しめます。
シフォンケーキでよくある失敗の焼き縮みや穴があくのを防ぐコツは必見です。一見むずかしそうですがシンプルな材料で作れるので、ぜひお試しください。
食材
【4~5人分】
3個
グラニュー糖
45g
大さじ1杯
大さじ1杯
水
大さじ1杯
薄力粉
45g
桜パウダー
8g
〈桜クリーム〉
200ml
グラニュー糖
15g
桜パウダー
3g
桜の塩漬け
8個
★=セブンプレミアムです。
作り方
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1
以下の下準備をします。
・卵は卵黄と卵白に分け、卵白は使う直前まで冷やしておく
・薄力粉と桜パウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180℃に予熱しておく
・桜の塩漬けは洗って水に30分浸し、塩抜きをしておく
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2
生地を作ります。ボウルに卵黄と半量のグラニュー糖を入れ、泡だて器で混ぜます。牛乳、油、水も加えてさらに混ぜます。
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3
ふるった薄力粉と桜パウダーを加えて、生地にツヤが出るまで混ぜます。
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4
メレンゲを作ります。別のボウルに卵白を入れてハンドミキサーの低速で軽くほぐし、2で残ったグラニュー糖の半量を加えて高速で泡立てます。
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5
白くモコモコとボリュームが出たら残りのグラニュー糖を加え、ツノがピンと立つ固さまで泡立てます。低速で20秒ほど混ぜると、メレンゲのキメが細かくなります。メレンゲの泡立てが弱いと、焼き縮みや底上げの原因になるので重要なポイントです。
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6
メレンゲの1/3量を3のボウルに入れて泡だて器でよく混ぜます。ここではメレンゲの泡がつぶれるのを恐れずしっかりと混ぜます。
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7
メレンゲを2回に分けて加え、ゴムベラで底からすくうように混ぜ合わせます。メレンゲの白い筋がなくなったら、ツヤが出るまで20回ほど混ぜます。ここで混ぜるのが足りないとメレンゲの固まりが残り、焼いた時に大きい穴となってしまいます。
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8
少し高いところから型に流し入れてゴムベラでならします。筒の部分を押さえて台に2回ほど打ちつけ、余分な空気を抜きます。
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9
180℃のオーブンで20~25分焼きます。一番高いところまで生地が膨らみ、高さが落ち着いた頃が焼き上がりの目安です。逆さまにし、筒の部分を瓶にさして冷まします。そのまま置くと生地が落ちてしまうので、必ず逆さまにしましょう。
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10
生地が完全に冷めたら、型と筒のまわりの生地を底までぐっと押し込み型から取り出します。底の部分の生地も筒に向かって押し、手外ししておきます。手外しが苦手な方はパレットナイフを使ってもOKです。
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11
桜クリームを作ります。桜パウダーとグラニュー糖を混ぜ、生クリームを少量加えて混ぜ溶かします。この作業をすることで桜パウダーがダマになるのを防ぎます。
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12
残りの生クリームを入れ、8分立てに泡立てます。ゆるくツノが立つ程度の固さが目安です。クリームがゆるいとナッペした時に垂れてきてしまいます。
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13
シフォンケーキ全体に薄くクリームを下塗りします。上からナッペするので適当で大丈夫です。この作業はクリームに生地のカスが混ざるのを防ぐ効果があります。
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14
表面、筒の中、外側とパレットナイフで塗っていきます。回転台がない場合でも、平らな皿にのせて少しずつ動かせばOKです。触りすぎるとクリームがボソボソしてくるので気をつけましょう。
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15
残ったクリームをスプーンで表面8カ所におきます。クリームの上に水気を切った桜の塩漬けをおいて完成です。お好みで桜パウダーを茶こしでかけてもかわいく仕上がります。
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ポイント・コツ
シフォンケーキでよくある失敗「焼き縮み」の原因は、メレンゲの泡立て不足・焼き不足・逆さまにして完全に冷まさなかったなどがあげられます。作り方のポイントを押さえてふわふわシフォンケーキを完成させましょう。また大きい穴が開くのはメレンゲを合わせた時の混ぜ不足なので、しっかりと混ぜるのが大切です。
■桜の塩漬けを咲かせてかわいく仕上げよう
塩抜きして水気を切った桜の塩漬けをそのままトッピングしてももちろん良いですが、ひと工夫加えるとさらにかわいい見た目になるのでぜひお試しください。塩抜きした桜をキッチンペーパーの上に置いて軽く水気を取り、平らな耐熱皿の上に重ならないように並べます。電子レンジ600Wで30秒加熱したら一度取り出して裏返し、さらに20秒ほど加熱するとふわっと桜が咲くのです。
ポイントは水気を切りすぎないことと、加熱中は様子をみること。位置によってなかなか開かない桜もあるので、時々場所を変えましょう。桜のシフォンケーキはもちろん、いろいろなお菓子のトッピングに使えておすすめです。
■春を感じる桜のシフォンケーキ作りに挑戦
春の香りをたっぷりと感じられる「桜のシフォンケーキ」。できるだけシンプルな材料で作れるよう添加物は入れていませんが、「ピンク色の生地にしたい!」という方はピンクの食用色素で色付けしてください。卵黄生地に濃い目にいれると焼いたあともはっきりと色味がでます。
最近は桜スイーツをいろいろなお店で楽しめますが、自分好みの味や色に調整できるのが手作りケーキの魅力です。ぜひおやつや食後のデザートに味わってみてください。
写真・文/sara
元パティシエ・毎週お菓子作りを楽しむ3児の母
元パティシエで商品開発の仕事も担当していました。現在は3児の母で子どもたちと楽しく&おいしく作れるお菓子を日々考案しています!
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※2023年5月30日現在の情報です。