失敗しない！サクサクに仕上がる「タルト生地」の作り方【元パティシエ考案】

以下の下準備をします。
・バターは室温に出してやわらかくしておく
・粉砂糖、薄力粉はふるっておく

ボウルにやわらかくしたバターを入れ、泡だて器でマヨネーズ状になるまで混ぜます。

粉砂糖と塩を加え、白っぽくなるまですり混ぜます。

卵黄を加えて全体がなじむまでさらに混ぜます。

薄力粉を加えてゴムベラで切るように混ぜます。粉っぽさが減り、ポロポロとしてきたらボウルの底に押しつけるようにしてひとまとめにします。

ラップで包んで1cmほどの厚さにし、冷蔵庫で1時間休ませます。冷凍保存する場合は、このまま冷凍庫で冷やします。

台に出してオーブンシートかラップではさみ、最初は生地が固いので少し力を入れて全体を押し広げます。麺棒で3㎜の厚さになるまで伸ばします。

タルト型の上にのせて、側面にそうように折り曲げてから全体に敷き込みます。この時に角の部分に生地が入りづらいので、指の先を使ってしっかりと入れるようにします。

はみ出た生地はペティナイフを使って取ります。刃を寝かせて、中心から外側に向かって型のフチをなぞるように動かすときれいに切れます。余った生地はそのまま焼くとサブレとして楽しめます。

フォークで全体に穴をあけます。穴あけ作業（＝ピケ）をしないと、オーブンで焼いた際に生地が膨らんでしまいます。しっかりと貫通するまで全体に穴をあけるのが大切です。

焼く直前まで冷蔵庫に入れて生地を冷やします。冷やしておくことで生地がだれず、サクッとした仕上がりになります。 この間にオーブンを180℃に予熱開始します。

オーブンシートを型よりひと回り大きいサイズに切り、タルト生地にそわせるように敷きます。生地が膨らむのを防ぐ効果がある重石（タルトストーン）を、タルト生地の高さまでのせます。なおタルトストーンは生米や小豆でも代用可能です。

180℃に予熱したオーブンで約15分焼きます。一度取り出し、オーブンシートごと重石を取り出します。タルト型や重石は熱いので火傷に注意してください。

180℃のオーブンで全体に焼き色がつくまでさらに10～15分焼きます。型のまま冷まし、完全に冷めたら型から取り出します。焼きたてを取り出すと、生地がもろく崩れてしまうので注意が必要です。