粒が際立つアルデンテ。生米から作るトマトリゾットのレシピ

ごはん

野菜

調理時間

：30分

■テーブルを明るく彩るトマトリゾットをご紹介

こんにちは。「料理すること食べること」どちらも大好きなレシピライターとも花です。

丼物やチャーハンなどのごはんものに目がない私が今回ご紹介するのは、イタリアのお米料理である「リゾット」。トマトのしっかりとした旨みがきいていて、具材要らずでシンプルなおいしさが味わえるレシピです。

■お米の弾ける食感が◎ 濃厚トマトリゾット

噛むとプツンと弾けるお米の食感が心地よいリゾットです。トマト缶をひと缶使うので、濃厚なトマトのコクとほどよい酸味が楽しめます。仕上げのバターとチーズでまろやかさもプラスされ、リッチな味わいに。

ちょっぴりおしゃれなごはんものは、お友達を招いてのランチの主食におすすめ！鮮やかな赤い色はホームパーティーやお祝い事のテーブルを彩るのにもぴったりですよ。

★セブン-イレブンのお米

1と1/2カップ

ホールトマト缶

1缶（400g）

玉ねぎ

1/2個

にんにく

ひとかけ

オリーブオイル

大さじ3杯

水

3カップ

★コンソメ顆粒

13.5g（約小さじ2と1/2杯。セブンプレミアム商品3袋分）

★パルメザンチーズ（粉チーズ）

大さじ4杯

粗挽き黒こしょう

少々

バター（有塩）

30g

★＝セブンプレミアムです。

1

トマト缶を実と缶汁に分ける

トマト缶の中身を実と缶汁に分けます。
2

実は手で潰しておきます。
3

玉ねぎとにんにくを切る

玉ねぎとにんにくはそれぞれみじん切りにします。
4

スープを作る

鍋に分量の水とコンソメを入れて火にかけ、熱々になるまで温めておきます。
5

にんにくと玉ねぎを炒める

フライパンにオリーブオイルを引き、にんにくを入れて弱めの中火で炒めます。
6

にんにくがほんのり色付いたら玉ねぎを加えて中火で炒めます。
7

米を加えて炒める

玉ねぎがしんなりとしたら米を加えて炒めます。
8

スープを加える

米の粒に油がまわって透き通ってきたら、熱々にしたスープの約半量（米がぎりぎり隠れるくらいまで）を加えます。

一気に煮立つので、火を弱めて軽く沸々する状態を保ちつつ5～6分加熱します。水分が少なくなってきたら少量ずつスープを足し、時折へらで鍋底から軽く混ぜます。
9

トマト缶の汁と実を順に加えて煮る

米を炊いている間に、残りのスープにトマト缶の汁を加えて熱々になるまで温めます。
10

米が入った鍋にトマト缶と合わせた熱々のスープを足します。フライパンをゆすりながら時折ヘラで底をこそげ、さらに5～6分加熱します。
11

水分が少なくなってきたら潰したトマトを加えて全体を混ぜ、米の硬さを確認しながら加熱します。
12

バターを加えて余熱で溶かす

味を見て足りなければ塩（分量外）を加え、少し米に芯が残っている状態で火を止めます。バターを加えて余熱で溶かし、全体に空気を含ませるように混ぜます。
13

盛り付ける

皿に盛り付け、皿の底を手でポンポンと叩くようにしてリゾットを平らにならします。
14

粗挽き黒こしょうとパルメザンチーズを振り、お好みでイタリアンパセリをあしらいます。
15

お米の粒感が際立つ濃厚トマトリゾットの完成です。
ポイント・コツ

【お米は洗わない】お米は洗わずに使います。オイルで炒める前に濡れると、余分な水を吸って粘りが出過ぎてしまうためです。洗わず使うことに抵抗のある方は、無洗米を使用するのをおすすめします。【かき混ぜすぎない】お米を炊く時に頻繁にかき混ぜると、表面が荒れて粘りが出る原因に。はじめのうちはあまり触らず、水分が少なくなってきたら鍋底に触れているお米をヘラではがすように軽く混ぜればOKです。

■グリル野菜をプラスしてボリュームアップ

リゾットにグリルでこんがり香ばしく焼いた野菜をプラスすれば、より華やかにボリュームアップできますよ。

【グリル野菜の作り方】

カットした野菜をボウルに入れて軽く塩を振り、オリーブオイルをまぶして全体に絡めます。

グリルパンにのせてほどよい焦げ目が付くまで焼きます。カットした野菜を、オリーブオイルを引いたフライパンで焼いてももちろんOK！

ジューシーななすやホクホクのかぼちゃなど、季節やお好みに合わせていろいろな野菜の組み合わせを楽しんでみてくださいね。

■色鮮やかなトマトリゾットで食卓を華やかに

“生米を炒めてからスープで炊く”という、調理手順は至ってシンプルな「リゾット」。お米を洗わない、かき混ぜすぎないなどのポイントを押さえれば、心地よい歯ざわりが楽しめるアルデンテに仕上がります。具材なしでも濃厚なおいしさが楽しめる色鮮やかなトマトリゾットで、おもてなしやイベントごとのテーブルを華やかに彩りましょう。

写真・文／とも花